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17vol.237 Winter 2019 同社の業務を支えているのが業務システムセンターだ。 業務システムセンターは、各種システムや業務アプリケーションの開発・構築・運用・保守を担っている。スタッフは少数だが、それぞれが高い技術力と豊富な業務知識があり、業務の改善活動を支援している。 「当社は、以前からICTに注力し、業務効率化などを進めてきました。物流センターに導入されている業務システムも業務システムセンターが構築・管理・運用をしています」と業務システムセンター・センター長の矢口誠氏は話す。 ある日、業務システムセンター宛てに物流会社が提供している送り状発行システムのサポートが終了する、という連絡が届いた。 「後継サービスもありましたが、データベースへの登録可能数が少なく当社で利用することができませんでした。そこで、これを機に送り状発行システムを独自開発することで、物流業務の業務改善ができるのではないか、と考えました」と、矢口氏は振り返る。 同社は、6社の物流会社を使ってロジスティクスを構築している。物流会社ごとに異なる送り状発行システムを運用していたため、作業スタッフは物品ごとに異なるシステムを使わざるを得ず、繁雑な作業を余儀なくされていた。 そのほかにも、(1)印刷機器の台数が限られており、業務が集中する時間帯にはシステムを使うことができないスタッフがいる、(2)印刷場所と作業場所が離れているため、印刷のたびに作業スタッフが移動しなければならない、(3)作業が繁雑で誤配送の要因となっている、といった課題もあった。 「送り状発行システムを一元化し、印刷機器の台数を増やすことができれば、これらの課題が解決できるはず。そこで新しい送り状発行システムを自社開発することに決めました」(矢口氏) 新しい送り状発行システムは、短期間で構築する必要があった。それは、既存 スズデンは「もの造りサポーティングカンパニー」として、お客様の課題解決につながる提案営業を展開している。 工場の作業工程を、ロボットや制御機器、情報システムなどを使って自動化する「ファクトリーオートメーション(FA)機器」分野や、各種電源やコネクタ等を提供する「電子・デバイス機器」分野、照明器具や受配電設備、空調設備関連商材を提供する「電設資材」分野、FAパソコンや無停電装置、組み込み用ボードを提供する「情報・通信機器」分野を柱に展開している。 「当社は、〝もの造り〞の現場ニーズに応えるため、現場が必要としている商品を、必要な時、必要な量、必要な形でお届けするための体制を構築しています。対面営業での対応だけでなく、WEB通販サイト〝FA Ubon〞や、物流センターなどの取り組みは、多くのお客様から好評をいただいています」と物流部長・東京物流センター長の渡部勝彦氏。 東京物流センター(千葉県松戸市)のアイテム数は2万2000点以上。「これだけの在庫を国内で持っている企業はほとんどないでしょう」と渡部氏は話す。スズデン株式会社事業内容:「もの造りサポーティングカンパニー」としてFA機器、電子資材などを販売創業:1948年1月設立:1952年12月社員数:397名(連結)本社:東京都港区芝浦三丁目4番1号 グランパークタワー13階Customer Informationもの造りを支援するスズデンkintoneを使い「送り状発行システム」を開発CASE STUDYスズデン株式会社

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