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19vol.237 Winter 2019は、なんども現場スタッフにヒヤリングしてもらい、文字の大きさやボタンの位置など細かい部分まで対応して頂きました。そのおかげで、理想通りのインターフェースができあがりました」(渡部氏) 開発は3カ月ほどで終わった。 「一番大変だったのはデータベースの移行です。数万件のデータがあり、名寄せやデータの整備・標準化には、思った以上に時間がかかってしまいました。これらの作業についてもJBCCさんの手厚い支援があり非常に助かりました」(矢口氏) 完成した送り状発行システムは、物流会社とのテストも問題なくクリアした。「今後は他の物流会社とのテストも重ね、ひとつのシステムで複数の物流会社の送り状を印刷できるようにしていきたいですね」(矢口氏)という。 本格的な運用はこれからだが、新送り状発行システムへの期待は高い。 「新送り状発行システムによって、送り状の印刷時間が大幅に短縮されました。また、印刷機器の数を増やしており、作業場所で印刷できる環境も整っています。既存システムのような印刷待ちや移動のための時間がなくなり、業務の無駄が削減されました。今後、繁忙期でも新送り状発行システムを運用していくことになりますが、どれだけの効果があるのか今から楽しみです」(渡部氏)。 新送り状発行システムはクラウドサービスとして提供されるため、インターネットに接続できれば、どこからでも利用できる。横展開しやすいため、拠点への展開も可能だ。 「地方にある拠点の中には、手書きで送り状を書いているケースもあります。誤記などのミスを生みやすく、業務改善の余地があります。そういった拠点で新しく開発した送り状発行システムを使えば、業務を効率化できるでしょう。また、それらの管理は業務システムセンター側で行えるので、管理業務を一元化できるというメリットもあります。このシステムは、使い方次第でさらなる業務改善に活用できると期待しています」(矢口氏) kintoneは、APIを使ってさまざまなシステムと連携したり、JavaScriptやプラグインを使うことで、標準搭載されていない高度なカスタマイズしたりすることも可能となっている。 「たとえば基幹システムとの連携など、必要になれば簡単な作業で追加できます。kintoneで開発した業務アプリケーションは、このように柔軟に機能追加できるのもメリットです。今後も、一番大変だったのはデータベースの移行です。これらの作業についてもJBCCさんの手厚い支援があり非常に助かりました。Customer Voice 02業務システムセンターセンター長矢口 誠氏ICTの観点から業務改善を行うkintoneを活用し、業務を支えるシステムを構築していこうと考えています」(矢口氏) スズデンは、新送り状発行システムの開発により、多くの業務改善を行う事ができた。「これまで改善活動は物流センターなどの現場が主導してきた部分があります。しかし、今回のシステム構築により、ICTの観点からも業務改善できるのだと気付きがありました。また、新しい送り状発行システムは作業スタッフのミスを減らすことにも大いに役立つと思います」と渡部氏は言う。 業務システムの構築や管理・運用・保守などに課題を抱えている企業にとって、スズデンの事例は参考になる部分が多い。CASE STUDYスズデン株式会社

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