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知の交点いつの時代も人々をイノベーションしてきた知の世界。知的好奇心を呼びおこす展示の楽しみ方をエピソードを交えてご紹介します。自宅にいながら名画を心ゆくまでウェブで訪れる世界の美術館話題の美術品やお気に入りの名画を落ち着いた環境でじっくりと眺めてみたいと考える人は少なくないだろう。そんな人にこの冬ぜひ試してもらいたい、ウェブ美術鑑賞を紹介する。 空調の効いた自宅のソファでじっくりと名画を鑑賞できるとしたら、どんな作品と向き合いたいと思うだろう。実は近年、世界各国の美術館が著作権保護期間の切れた所蔵品を無料でウェブ公開する例が増えている。アメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館(37・5万点以上)やシカゴのシカゴ美術館(5万2000点以上)、オランダ・アムステルダムのアムステルダム国立美術館(約12・5万点)、ゴッホ美術館(約1000点)、などはウェブ上で大規模な作品公開を行っており、しかもこれら4館は公開された作品の無料ダウンロード、使用が可能だ。画面上でじっくりと眺め作品を自館に抱え込むのではなく、誰もができるようにオープンアクセス化するのがトレンドだ。 遠方まで、まして海外まで足を運ぶことが難しい人でも、これなら気軽に美術品鑑賞を始められる。2019年から始める新しい趣味として、ウェブでの美術鑑賞をおすすめしたい。るもよし、クローズアップして細部の筆使いを研究するもよし、プリントアウトして部屋に飾ったり、貼り付けて雑貨にしたりしてもいい。日本では愛知県美術館が2018年11月に同様の取り組みを始めた。 画像の使用は自由ではないが、フランス・パリのルーヴル美術館やスペイン・マドリッドの国立プラド美術館はウェブサイトでもデジタル化された大量の作品を公開しており、こちらも自宅にいながら相当数の名画や彫刻を堪能できる。ルーヴル美術館にいたっては、まるで本当に美術館を訪れているかのようなヴァーチャルツアーが可能だ。 世界の美術館・博物館ではあらゆる物のデジタル化が進む時代における最適な展示・所蔵の方法に試行錯誤を続けている。その流れのなかで現代は所蔵Paris Street; Rainy Day1877,Gustave Caillebotte,212.2 × 276.2 cm,Charles H. and Mary F. S. Worcester Collection(シカゴ美術館所蔵)メトロポリタン美術館[ 所蔵品を紹介する日本語ページ ] https://www.metmuseum.org/one-met-many-worlds/ja/details[ 所蔵品を探せるページ ] https://metmuseum.org/art/collection/https://www.metmuseum.org/シカゴ美術館(日本語)[コレクション紹介ページ ] https://www.artic.edu/collectionhttps://www.artic.edu/visit?lang=ja[コレクション紹介ページ ] https://www.vangoghmuseum.nl/en/search/collectionゴッホ美術館https://www.vangoghmuseum.com/enアムステルダム国立美術館[ コレクション紹介ページ(ブラウジング用) ] https://www.rijksmuseum.nl/en/rijksstudio[ コレクション紹介ページ(検索用) ] https://www.rijksmuseum.nl/en/search?ii=0&p=1https://www.rijksmuseum.nl/en26vol.237 Winter 2019

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